Power BI の増分更新における初回更新のタイムアウトを回避する方法

こんにちは、Power BI サポート チームの呂です。

Power BI では、大規模データをより効率的に更新するために 、「増分更新」機能が用意されています。この機能を活用することで、すべてのデータを毎回再読み込みする必要がなくなり、直近で変更があったデータのみに対象を絞って更新することが可能になります。
一方で、Power BI サービスにレポートを発行し、セマンティックモデルの初回更新を実行する際には、設定された保持期間全体のデータが一括で取得されるため、処理時間が長くなり、タイムアウトが発生することがあります。本記事では、こうした初回更新時のエラーを回避する手順を紹介します。

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Snowflake 単一要素パスワード認証廃止に伴う Power BI としての対応と Power BI からの接続方法について

こんにちは、Power BI サポート チームの中川です。

Power BI では データソースとして Snowflake に接続することが可能ですが、Snowflake では 2025 年 11 月以降、単一要素パスワード (SFA: Single Factor Authentication) による認証が廃止されます。この変更に関して今後利用できる認証方式について多くのお問い合わせをいただいております。

また、Power BI の Snowflake コネクタで Microsoft アカウントを使った接続には、Snowflake 側での SSO (シングルサインオン) 設定などの追加対応が必要な点もあり、こちらも多くのお問い合わせをいただいております。

本ブログでは、Snowflake の単一要素パスワード認証の廃止に伴う Power BI としての対応方法や、Microsoft アカウントによる接続方法についてご紹介します。

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Power BIレポートにおけるデータエクスポートの制御

こんにちは、Power BI サポート チーム 金沢です。
Power BI サービスでは、レポートを Excel、PDF、PowerPoint スライド形式等でエクスポートすることができます。しかしながら、セキュリティ上の理由で、特定のユーザーだけにエクスポートを許可したい場合や、すべてのユーザーにエクスポートができないように制御したい場合があるかと思います。この記事では、エクスポートの形式毎に制御する方法をご案内いたします。

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オンプレミスとクラウドデータソースのマージ・アペンド時に必要な設定について

こんにちは、Power BI サポート チームの中川です。

Power BI では、さまざまなデータソースに接続し、それらを組み合わせてレポートやダッシュボードを作成できます。しかし、オンプレミス データソース と クラウド データソースのように異なるデータソースをマージまたはアペンドする場合には、必要な設定があることをご存じでしょうか。

本ブログでは、「オンプレミスとクラウドデータソースのマージ・アペンド時に必要な設定について」ご紹介します。

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Power BI データフロー Gen2 と Gen1 の比較

こんにちは、Power BI サポート チームのチャンです。
Power BI でデータの加工・データ準備を行う際によく使用されるデータフローに、現在は新たな選択肢として、新しい世代のデータフロー Gen2 をご利用いただけますが、実際本来のデータフロー (Gen1) とはどのような違いがあって、どのようなメリットやデメリットがあるか疑問点を持つ方も多くいらっしゃると思います。
本ブログにて、データフロー Gen1 と Gen2 の特徴と機能差異についてご紹介いたします。

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Power BI Desktop 32 ビット バージョン のサポート終了についてのお知らせ

こんにちは、Power BI サポート チームの山崎です。
日頃から、Power BI をご利用いただき誠にありがとうございます。

本記事は、Power BI Desktop 32 ビット バージョンのサポート終了に関するご案内となります。
Power BI Desktop をご利用中のユーザーの皆さまに影響する可能性があるため、今後の対応やよくあるご質問についておまとめしました。


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監査ログのAuditDataカラムからデータを抽出する方法

こんにちは、Power BI サポート チームのファムです。 Power BI のユーザーアクティビティログには、セキュリティ対策や利用状況の把握、コンプライアンス対応に役立つ情報が含まれています。ログを定期的に確認することで、Power BI をより安心して活用することができます。また、ログの取得だけでなく、監査ログのデータはCSVファイルにエクスポートすることができ、そのファイルの中のAuditData カラムには、監査対象のアクティビティの詳細情報が含まれます。このため、 「AuditData カラムの内容を Power BI 上で分析したい」といったご要望をいただくことがあります。 本ブログでは、監査ログファイルの AuditData カラムから必要な情報を抽出する方法の一例をご紹介します。 重要弊社サポートをご利用いただいている場合、状況に合わせた調査方針を策定するため、記...

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ブックマークとボタンで動的にレポート画面を切り替える方法

こんにちは、Power BI サポートチームの呂です。
Power BI レポートを運用する中で、「表示したい情報が多く、ページを増やすと閲覧性が下がる」「一画面で複数の分析視点を効率的に切り替えたい」といった課題が挙がることがあります。特にキャンバスのスペースが限られている状況では、「同じページ内で、表示するビジュアルを用途や視点に応じて動的に切り替えたい」というご要望をいただくことが少なくありません。

そのようなニーズに応える手段として有効なのが、「ブックマーク」と「ボタン」を組み合わせた画面表示の切り替え機能です。これを活用することで、タブ切り替えのようなインタラクティブな操作を実現し、ユーザーにとってより使いやすく、視認性の高いレポートを提供できます。本記事では、Power BI レポートにおけるブックマークとボタンの基本機能と設定方法、さらに実装例のサンプルをご紹介します。

公開情報:
Power BI でレポートのブックマークを作成して分析情報を共有し、ストーリーを作成する - Power BI | Microsoft Learn
Power BI レポートでボタンを作成および構成する - Power BI | Microsoft Learn

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閲覧者がセマンティックモデルを更新する方法について

こんにちは、Power BI サポート チームのクルボノブです。

通常、Power BI レポートのデータは、セマンティック モデルの所有者、またはモデルの更新権限を持つユーザーによって、スケジュール更新またはオンデマンド更新を実行することで最新の状態に保たれます。このようなデータの更新操作は、一部の権限を持つユーザーに限定されており、閲覧者(Viewer)ロールのユーザーはレポートの閲覧のみが許可され、通常は更新を実行することはできません。

しかし、お客様の運用方針や要件はさまざまであり、「閲覧者ロールのユーザーにもデータを更新させたい」といったご要望をいただくことがあります。本記事では、Power Automate ビジュアルとフローを活用し、閲覧者ロールのユーザーがレポートのデータを更新できる方法について紹介します。

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デプロイパイプラインについて

こんにちは、Power BI サポート チームの中川です。

Power BI では、デプロイパイプライン(配置パイプライン)を利用することで、レポートの開発・テスト・本番環境への展開をスムーズに管理することができます。
また、配置ルールを利用することで、ステージごとに異なるデータソースを設定できるため、開発ステージではダミーデータを使用し、テストや本番ステージでは本番に近いデータを用いた検証が可能になります。
これにより、本番環境への影響を抑えたレポートの修正・テストを行うことができ、品質の向上と運用の効率化を図ることができます。

本ブログでは、 SQL Server を例に、開発・テスト環境で異なるデータを取得する方法を中心に、デプロイパイプラインの利用方法についてご紹介いたします。

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