こんにちは、Power BI サポート チームの呂です。
Power BI管理者は、 [管理ポータル]からテナントに存在するワークスペースの容量やアクセス設定を変更できること、皆さんご存知かと思います。一方で、データセットの更新エラーの修正、機密データへのアクセスの制御、ユーザーが組織を離れるときのコンテンツ引き継ぎ、データ使用量の制御や、会社のポリシーとの従業員のコンプライアンスの確保などのために、[マイワークスペース]へのアクセスが必要になる場合があります。
この場合、Power BI管理者がユーザーのマイワークスペースにアクセスする機能を使用することで、マイワークスペースのガバナンスを実現可能です。この記事では、その手順ついて詳しく説明します。
重要
本記事編集時点と実際の機能に相違がある場合がございます。予めご了承ください。
最新情報につきましては、参考情報として記載しておりますドキュメントをご確認ください。
Power BI管理者がマイワークスペースにアクセスする手順
マイワークスペースのアクセス権限を取得する方法は、基本的には共有ワークスペースの方法と同じです。
１．Power BIサービスで[設定]＞[管理ポータル]＞[ワークスペース]を選択します。
２．必要に応じて、ワークスペース名を絞り込みます。
※マイワークスペースの[名前]は、「PersonalWorkspace ユーザー名」で、[型]は「個人用グループ」です
３．[︙]（アクション）＞[アクセスの許可]を選択します。
※選択後、「アクセス権が正常に取得されました」との通知が表示されます
４．アクセス権限の取得後、マイワークスペースは[ユーザー名]の名前で、ワークスペース一覧で表示されるようになります。
アクセス権限を取得したマイワークスペースにアクセスいただき、必要に応じて中身のコンテンツの削除や修正、別のワークスペースへの移動などの操作をすることが可能となります
注意事項
・マイワークスペースへのアクセス権限は 24 時間後に自動的に取り消されます。
・退職し削除されたユーザーのマイワークスペースは [削除済み] として表示され、コンテンツは 30 日間保持されます。
・コンテンツの保持期間中、管理者はマイ ワークスペースを[復元]オプションを利用できます。
参考情報
- Microsoft Power BI Blog：Announcing My workspace governance improvement
- 公開情報：ワークスペースを管理する
- 公開情報：自分のワークスペースのガバナンスを改善する
以上、本ブログが少しでも皆様のお役に立てますと幸いでございます。
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