こんにちは、Power BI サポート チームの山崎です。
Power BI サービスのデータセット更新手順についての記事で、データセットの更新手順をご案内いたしましたが、サポートチームによくいただくお問い合わせとして、「設定していたスケジュール更新でエラーが発生するようになった。手動更新でもエラーが発生する。」といったものがあります。
今回は、更新エラーにおけるよくある原因のひとつをご紹介いたします。
重要
本記事は弊社公式ドキュメントの公開情報を元に構成しておりますが、
本記事編集時点と実際の機能に相違がある場合がございます。
最新情報につきましては、参考情報として記載しておりますドキュメントをご確認ください。
原因はデータ ソースとデータセットの不整合
Power BI サービスのレポートは、Power BI Desktop から発行された際のレポート内のデータ参照のクエリが保持されます。
このため、Power BI サービスへレポートを発行した後にデータソース側の構成（テーブル名、列名、データ型など）に変更が発生しますと、データ ソース側とレポート内にもつデータセットの間で整合性がとれなくなり、更新エラーが発生いたします。
エラーの表示は様々ですが、以下のように明確に原因がメッセージとして表示されることもありますので、まずはデータセット設定画面にて、更新エラーの詳細を確認することをおすすめいたします。
エラー メッセージ：データ ソース undefined に接続できません。
基になるエラー メッセージ：テーブルの列 ‘***’ が見つかりませんでした。
以下は、データ ソース側で’CCC’ という列が削除された、または名前変更された場合に発生するエラーとなります。
対処策
更新エラーが発生した際は、まずはデータ ソース側でテーブル構成に変更が発生していた可能性がないかご確認ください。
変更の可能性がある場合、以下いずれかの対処策をお試しくださいますようお願いいたします。
１．データ ソース側のテーブル構成を元に戻す
２．Power BI サービス上で対象のレポートを .pbix ファイルとしてダウンロードして、Power BI Desktop で更新してから、Power BI サービスへ再発行する
３．新規でレポートを作成し、最新のテーブル構成をデータ ソース側・データセット側で一致させる
上記に該当しない場合は、他の原因が考えられますので、ユーザー様にて解決しない場合は弊社サポートチームへお問合せいただくか、コミュニティサイトをご参考に類似事例をご確認いただければと思います。
参考情報
Forums - Microsoft Power BI Community
以上、本ブログが少しでも皆様のお役に立てますと幸いでございます。
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